堤西路旧民居(欧陸風景一条街)

堤西路の建物はは1920年代から1930年代にかけて帰国華僑や商店経営者によって建てられた。帰国華僑が海外で見たりした建物を模して作ったものであり、材料は海外から香港経由で輸入した。
潭江には上埠橋と下埠橋という橋があり下埠橋を境に東側を堤東、西側を堤西と言い、堤西(上埠)は全て関氏、堤西(下埠)は全て司徒氏である。

河に沿って広東式騎楼(2階から上が歩道の上に突き出ている建物)と西欧スタイルが見事に調和した商店や住宅が並んでいる佇まいは「開平の外灘(バンド)」と呼ぶに相応しいと勝手にさせていただく。

夜は川沿いに屋台が出現し、本場の広東式釜飯(堡仔飯)や豆腐角を激安で食べることができる。
また朝は茶市(飲茶)で賑わっている。

行き方:バスを赤坎で降り歩いてすぐ。赤坎へ行くバスは非常に多いので便利。

欧陸風景一条街 本当に「中華な」欧州風情です

広東省の文物保護単位(指定文化財)になっています

一番端にある(一番上の写真の時計塔)
関族図書館(1931年建築)

図書館の中では皆のんびり新聞を読んでいます

こちらは下埠の司徒氏図書館(1925年建築。入場は不可の様子)。
関氏と司徒氏は仲が悪いわけでなく、よい意味での競争関係を築いていったそうです。
なお上部の時計はアメリカはボストンより購入されたものとのこと。

街中は煤けて味のある建築で溢れています。

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